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レトロ@パサデナのクリームソーダ屋さん




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この時期、清々しい気候のパサデナ。
たまには暑い日もある。
そんな時は、昔ながらのクリームソーダ屋さん
"FAIR OAKS PHARMACY SODA FOUNTAIN"が最高〜☆



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1915年創業のフェア・オークス・アベニュー(旧ルート66) 沿いにある老舗の薬局である。
昔のアメリカではドラッグストアと併設して「ソーダファウンテン」があり、くすり屋さんとクリームソーダ屋さんは同じラインで繋がっていた〜:-o
日本では資生堂パーラーがクリームソーダの発祥店で、やっぱり薬局からなんだよね。

理由を調べてみると、もともと炭酸飲料は医薬品扱いで開発されたため、20世紀初頭はドラッグストアで売られていたらしく、当時は瓶詰め、缶詰による流通に限界があったのと、保存に大きな設備が必要だったため、"ソーダはドラッグストアで販売されるもの”だったらしい。
そういえば、コカコーラやドクターペッパー って薬品の味だもんねー
またその後、ドラッグストアは、時代とともにコンビニへと移っていった経緯も含めて考えると、なんだか自然な組み合わせにも思えてきた。



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サウスパサデナで店を開いて103年。
変わらぬ味なのかは分からないし、その時代も知らないけど、どこか懐かしくなってしまう、とびきりレトロな感覚のお店である。



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王道系のストロベリー・クリームソーダ(Strawberry Ice Cream Soda)を注文。


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アメリカで”クリームソーダ"というとアイスクリームがポコッと浮いているのではなく、 クリーム状のアイスが半分くらい溶け込んだものが出てくる。
日本式のものを注文したければ、ソーダフロートとかクリームアンドソーダとか言わなければならない。

日本の王道系はなんといっても、あのメロン・クリームソーダだよね。
しかし、アメリカでは緑色のイメージはメロンではなく、ペパーミント系になるそうだ。
アメリカでのメロンの色のイメージは夕張メロンに代表されるオレンジで、クリームソーダひとつ取ってみても国によって違うなーと思った次第。



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まぁ、”クリームソーダ"といわれて、竹下通りのドクロマークの店を思いだしてしまう人は、たぶん私と同じ世代かな〜☆


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使用カメラ
ボディ : SONY α7Ⅱ(ILCE-7M2)
レンズ : FE 24-70mm F2.8 (GM SEL2470GM)





Fair Oaks Pharmacy and Soda Fountain

1526 Mission St
South Pasadena, CA 91030
626-799-1414
http://fairoakspharmacy.net/





by TERAN3_3 | 2018-05-05 10:53 | history | Trackback