光と影のデストピア




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ボディ(Bodie)

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リーバイニング (Lee Vining) を今回の旅の拠点としたのは、モノ湖やヨセミテに加えて、かねてから行きたかったゴーストタウン ボディ(Bodie) にも近いからだ。
US395 を北上してしばらく行くと、ボディの入り口へとたどり着く。
そこから先はボディロード(CA-270)といわれる山道を走ることになるが、最後の数マイルは未舗装のガタガタ道で、予想していた以上に土煙りをあげて走るはめになった。



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ボディはカリフォルニア州東部、標高2,550mのシエラネバダ山脈東麓にかつて位置していた炭鉱の町である。
ボディという名はこの地で金の鉱脈を発見したW・S・ボディ(W. S. Bodey) にちなんでいる。



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ブルーグレイの大きな建物は、スタンダード・ミル (Standard Mill) と呼ばれている工場で、ここがボディの金鉱の採掘作業の中心であった。

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内部はツアーの申し込みをすればガイドの指示に従って見学することができる。
金鉱の歴史をはじめ、この工場で使用されていた古い機械による操作の流れなどの説明をしてもらえる。



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ベルトコンベアーなどの古い大型機械も保存状態が良く、一見現役で使われているかのように整備されていた。


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ボディは利便性の悪い山間の町ながら19世紀後半のゴールドラッシュの頃は、最盛期で10000人近い人々が生活していた。
しかし、その暮らしは決して楽なものではなかったようで、他の鉱山町と同じく、強盗や殺人などが日常茶飯事のように起きていたそうだ。

20世紀になると、金の減少と共に採掘が困難になり、町は寂れ、大火事も起こり、やがてゴーストタウンへと化していった。
現在は国定歴史建造物、および州立歴史公園に指定されている。



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School House


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学校も授業が中断されたかのような状態のままで時が止まっている。


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Wheaton&Luhrs: 1880年代初期にGeorge WheatonとNicholas Luhrsによって建てられた店。


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水力発電会社の事務所の後、1920年代後半に建物はホテル/寄宿舎になったそうだ。


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Boone Store & Warehouse: 1879年に建てられた、町のいくつかの一般的な店舗の1つ

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店内にある当時のパウダーや缶詰、雑貨の数々。


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Swasey(Swazey)Hotel:ネバダ州ランカスターの Horace Swaseyが1894年にこのホテルを購入し、後に衣料品店とカジノになった。

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Dechambeau Hotel & I.O.O.F. Building : ボディの町の顔とも言える代表的な2つの建築物。



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James Stuart Cain’s Home : ジェームス・スチュアート・カインとその妻マーサの住居。

カインは、木材の商人であり、銀行家で不動産所有者。
多くの財産を持つ、町の顔役だったようだ。



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Methodist Church : 1882年に建立し、Bodieに残された唯一の木造りの教会。


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時間が止まった風景。

かつて私は廃墟をテーマとするアミューズメント・パークに関わる仕事をしていたことがあるのだが、その際このボディを舞台にした写真集を幾度となく参考にしたことがある。
アメリカにゴーストタウンは所々点在しているが、変にワザとらしい演出をしていなくて、当時のまま時が止まったかのように、手付かずで保存してある場所は少ない。
実際にあの時に写真から受けた印象それ以上に、インパクトある本物のゴーストタウンの風景をこの目で見ることが出来たのは、じつに感無量である。



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青い空と乾いた風、太陽によるコントラスト。

光と影のデストピア (DEATHTOPIA )




Bodie State Historic Park

Bodie Rd & Bypass Rd
Bodie, CA 93517
(760) 647-6445
http://www.parks.ca.gov/?page_id=509





使用カメラ
ボディ : SONY α7Ⅱ(ILCE-7M2)、SONY α550
レンズ : FE 24-70mm F2.8 (GM SEL2470GM)





by TERAN3_3 | 2018-08-07 17:16 | Trackback
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