<   2018年 03月 ( 31 )   > この月の画像一覧



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San Gabriel (サンガブリエル) は、1880年代後半まで、カリフォルニア州最大のワイン産地として知られていた。
また、古くからのミッション(伝道所)が残っていて、クリスチャンにとって宗教的な意味合いが深いGrapevine Arbor(グレープバイン アーバー)のような昔からのワイン工場も現存している。


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1829年にここで生産され、作られたワインは400〜600バレル、ブランデーは200バレルにのぼったといわれている。


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このワイン工場の先には、カリフォルニアのミッションで4番目に作られ、ロサンゼルス発祥の地とも云われている Mission San Gabriel Archangelで(サン・ガブリエル・アルカンヘル)がある。


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Hummingbird



Grapevine Arbor

324 South Mission Drive
San Gabriel, CA 91776
(626) 308-2875
http://www.sangabrielcity.com/Facilities/Facility/Details/Grapevine-Arbor-3







パサデナに住んでいて、日本の食材を買いに行くのに、近くて品揃えがあるのは、何と言ってもミツワマーケットプレイス(Mitsuwa Marketplace)のサン ガブリエル店である。

San Gabriel (サン ガブリエル) のチャイナタウンに美味しいチキンライスの店があるとの情報をキャッチしたので、買い出しついでにランチしてきた。



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GREEN ZONE


オーガニック素材を売りにしたヘルシー系アジアン料理の店。

オーダーしたのは...



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◾️Fresh organic ginger with rock sugar(上)
ちょっと甘めな生姜茶〜甘過ぎずに美味しい。

◾️Spicy Wontons (左下)
辛過ぎずに「パクチー」との組み合わせも良し。

◾️Organic hainan chicken(右下)
そう、これこれ〜



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海南鶏飯 (シンガポールチキンライス)

昔、シンガポールに行ったとき、ラッフルズホテルの裏にある『新瑞記鶏飯』で食べた味が忘れられない一品。
そういえば、数年前に行った中目黒にある" Five Star Cafe 五星鶏飯"も美味しかったなー
この店のチキンライスは、レモングラス風味のライスで、鶏肉はジューシーで美味。
ソースはジンジャー、チリ、ソイの3種類だが、ここのネギ生姜ソースは、茹でたチキンとの相性が抜群☆

うん、今日の外食(ランチ)は、
かな。
(食べきれなくて、お持ち帰りしましたが...)




Green Zone

534 E Valley Blvd,
San Gabriel, CA 91776
(626) 288-9300
http://www.greenzonerestaurant.com/








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影絵



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Fair Oaks Ave.







パサデナを散策中。


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どこかしら春を告げる香りにつられて、ふらふらと...


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なんと、カリフォルニアに来て初めて『ハゴロモジャスミン』を発見〜☆

そういえば、去年、コロラド通り沿いに咲いていた『スタージャスミン』もそろそろかな。



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きれいなバラも咲いていたよ。


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そうそう、パサデナはバラの町なんだよねー






Edgar Degas(エドガー・ドガ)の彫刻展

Taking Shape: Degas as Sculptor
NOVEMBER 10, 2017 – APRIL 9, 2018


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≪14 歳の小さな踊り子≫ Little Dancer, Aged Fourteen
1871-1881年制作(1922年にブロンズ鋳造)

ドガが生前発表した唯一の彫刻作品である。
オリジナルは蝋で作られ,顔の一部に彩色が施され、リネンのコルセットにモスリンのチュチュ、練習用のトウシューズと靴下をつけられていたという。
髪の毛は暗い色のかつらで、サテンのリボンが結ばれていた。
ブロンズに鋳造されたのは、未発表のままアトリエに残されていた塑像群と同様にドガ没後のことである。
痩せた虚ろな瞳の少女像は、当時かなりセンセーショナルだったようで論争となり、ドガはそれ以降"彫刻作品"を一切発表しなかったそうだ。



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Grande arabesque, third time (First arabesque penchée)
1885-1890年制作(1919-1921年にブロンズ鋳造)


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Dancer ready to dance, the right foot forward
1885-1890年制作(1919-1921年にブロンズ鋳造)


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≪浴槽≫ The tub
1889年制作(1919-1921年にブロンズ鋳造)


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Arabesque over the right leg, left arm in front
1882-1895年制作(1919-1921年にブロンズ鋳造) : 左側

Dancer bowing (The curtain call)
1885-1890年制作(1919-1921年にブロンズ鋳造) : 右側


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Woman taken unawares
1880年代初頭制作(1919-1921年にブロンズ鋳造) : 左側手前

Woman stretching
1896-1911年制作(1919-1921年にブロンズ鋳造) : 中央

Dancer looking at the sole of her right foot
1890年代制作(1919-1921年にブロンズ鋳造) : 右側



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1880年以降、次第に視力を失っていったドガは、晩年ほとんど作品の発表をしなかったが、没後に絵画のエスキースとして制作したという数多くの蝋の塑像が発見された。
ドガは創作への情熱を最晩年まで枯渇させることなく、触覚を頼りに彫刻を作り続けたという。
どの作品も、ドガならではのリアリズムに満ちている。
この日、私は”芸術家の執念”とも言うべきものを、強く感じずにはいられなかった。




Norton Simon Museum


411 West Colorado Boulevard
Pasadena, California 91105
626.449.6840
https://www.nortonsimon.org/







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かつては、パサデナ美術館と呼ばれていた、ノートン・サイモン美術館
家から歩いて行ける距離にあるので、じつにありがたい。



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Norton Simon 1972

アメリカ人の大富豪ノートン・サイモン(1907年2月5日-1993年6月1日) の個人的コレクションを基にして、1974年に開設された美術館である。

ルネサンス期の絵画をはじめ、17,18世紀のバロック絵画、19世紀の印象派、20世紀の近代・現代美術からアジアの貴重な彫刻群まで、幅広いコレクションを所蔵していて、1万2000点以上のコレクションのうち、約1000点が常設展示されている。



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14世紀〜16世紀の絵画

『Fidelity』 Francesco di Giorgio Martini 1485年 フレスコ画 (左)
『Adam』&『Eve』 Lucas Cranach the Elder 1530年 油彩、板 (右上)
『Madonna and Child with Book』 Raphael 1502-1503年 油彩、板 (右下)


ラファエロの聖母像を見るのは、初めてかもしれない。


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17世紀〜18世紀の絵画

『Meleager and Atalanta and the Hunt of the Calydonian Boar』 Peter Paul Rubens 1618-1619年 油彩、板 (上)
『Suicide of Cleopatra』 Guercino 1621年 油彩、カンバス (左下)
『Denial of Peter』 Karel Dujardin 1663年 油彩、カンバス (右下)


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オランダのレンブラント、ルーベンスやスペインのゴヤなどのバロック絵画期の傑作が見られる。


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19世紀の絵画

『Vase of Flowers』 Paul Cézanne 1880-1881年 油彩、カンバス (上)
『The Artist's Garden at Vétheuil』 Claude Monet 1881年 油彩、カンバス (左下)
『The Mulberry Tree』 Vincent van Gogh 1889年 油彩、カンバス (右下)


印象派と後期印象派の作品の所蔵数は南カリフォルニア随一で、特にドガの作品だけで100点以上はある。



Edgar Degas (French, 1834-1917)
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『Dancers in Pink』 1886年 パステル、紙 (左)
『Seated Dancer Rubbing Her Leg』 1878年 パステル、木炭、紙 (右上)
『Dancers in the Wings』 1876-1878年 パステル、ガッシュ、紙 (右下)


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『Waiting』 1879-1882年 パステル、紙
『Autumn Landscape (L'Estérel)』 1890年 油彩、紙


"TAKING SHAPE "と題した彫刻家としてのドガをクローズアップした企画展もやっていたが、それについては次回にしよう。


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20世紀の絵画と彫刻

『Woman with a Book』  Pablo Picasso 1932年 油彩、カンバス (左)
『Portrait of the Artist's Wife, Jeanne Hebuterne』  Amedeo Modigliani 1918年 油彩、カンバス (右)


近代から現代にわたっての美術史上、最も独創的な時代の作品群が展示されている。
ピカソ、ブラック、マティスはアブストラクトの古典である。



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『Girl Seated Against a Square Wall』 Henry Moore 1957-1958年 ブロンズ





アジアの美術
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『Shivalingam with Four Faces』 インド ウッタル プラデーシュ州 900年頃 (上の写真)


インドや東南アジアの優れた美術作品が、野外ならびに地階にところ狭しと展示されている。
どれも見応えのあるコレクションだ。



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『釈迦牟尼仏頭』


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『Krishna Fluting in Vrindavan 』  インド・カルナータカ州 1110-1150年 




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素晴らしい作品ばかりなので、何度も足を運んでみるのもよし。
その時の心情ごとに、また違った見え方がするのも美術鑑賞の楽しいところだしね〜☆




Norton Simon Museum


411 West Colorado Boulevard
Pasadena, California 91105
626.449.6840
https://www.nortonsimon.org/








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パサデナにあるノートン・サイモン美術館
レンブラントの企画展が3月上旬までだったので、行ってきた。

Rembrandt’s ‘Self Portrait at the Age of 34’ on loan from The National Gallery, London
: DECEMBER 8, 2017 – MARCH 5, 2018



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■ 自画像 (Self-Portrait) 1636-38年 油彩・画布 (左)
■ 少年の肖像(Portrait of a Boy) 1655-60年 油彩・画布 (右)




常設展示に加えて、今回はロンドン・ナショナル・ギャラリーより、中期の最高傑作と呼び声の高い"自画像"が特別展示されていた。


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Rembrandt van Rijn

レンブラント・ファン・レイン (1606―1669)


バロック期のオランダを代表する巨匠で、17世紀最大の画家の一人。
光と影の明暗を対比させたドラマチックな作風は唯一無二のものだが、特にライフワークとして数多く描いた自画像や肖像画は、表面的な美しさや単なる形の模写ではなく、精神の内側を表現した傑作として、見るものの心に深く訴えかけてくる。



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■ 34歳の自画像 (Self-Portrait) 1640年 100×80cm   油彩・画布 : ロンドン・ナショナル・ギャラリー蔵




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Norton Simon Museum

411 West Colorado Boulevard
Pasadena, California 91105
626.449.6840
https://www.nortonsimon.org/







春の訪れ


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『 Pink Trumpet Tree 』






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The Oatman Highway : Cool Springs Cabins


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The Oatman Highway : Ed's Camp-1


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The Oatman Highway : Ed's Camp-2


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Oatman : Girl and Burros


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Oatman : Girls and Burros




使用カメラ : ZEISS IKON Super Six 1( Super Ikonta530/16 ) 1935 年製
使用レンズ : TESSAR 80mm F2.8
使用フィルム : Kodak T-MAX100 120







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今回のアリゾナ編ルート66の旅、最終地になる Oatman (オートマン) に到着したのは、時計の針が15時を少し回ったところだった。


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この町は、タイムスリップしたかのように西部開拓時代の雰囲気がそのまま残っているのと、何と言っても野生の Burros (ロバ) が町中の至るところに出没し、ニンジンをねだることで有名だ。


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もともと炭鉱の町として栄えた時代に、坑夫達が連れていたBurros (ロバ) の子孫が野生化したわけだが、観光客にも愛想が良く、すっかり町の人気者になっている。


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そして、もう一つ有名なのが、アメリカの国家歴史登録財にも指定されている、OATMAN HOTEL (オートマンホテル) である。


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1902年"Drulin Hotel" として開業し、その後、1960年に現在の名称に変更。
ホテルとしての営業は今でこそしていないが、レストラン&バー、お土産屋、博物館として賑わっている。


夜な夜な、アイルランド人坑夫の亡霊が出ることでも知られているとか...


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バーやレストランは、さながら西部劇の酒場を思わせるような雰囲気がある。


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またここは、映画「風と共に去りぬ」で主演したクラーク・ゲーブルと女優キャロル・ロンバードのハネムーンでの宿泊先でもあり、その時の部屋が今でも残されている。


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結婚して、わずか3年後にロンバードの航空機墜落事故死という最悪の悲劇が起こってしまったが、その短い結婚生活は、ゲーブルの生涯において最も幸福な時期であったという。




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オートマン・ホテルを出て、夕暮れまであと少しの間、町をぶらついてみる事にした。



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ふと、目に付いた店の看板に白人女性の肖像画が描かれている。

Olive Oatman (1837 年〜1903 年) ...調べてみると、じつに数奇な運命を辿った人である。
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1851年、イリノイ州から旅に出たオートマン一家を待ち受けていたのは、ヤバパイ・インディアンの襲撃であった。
一家は虐殺され、生き残った娘、Olive Oatman (オリーブ・オートマン)は、誘拐され奴隷として育てられた後にモハベ・インディアンに売られることになった。
そこでは部族の娘として扱われ、儀式の一環として青いインクで顔に刺青を入れられた。
そして、1855年に彼女は Vivian (現在のOatmanの近く)で解放されたという。
やがて彼女の死後、それを称える意味で、町の名前がOatman (オートマン)になったそうだ。



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...


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日も傾きはじめて、バイカー族もそろそろお開きの時間だ。
私もさすがに日が落ちる前に、家路へと急いだ。



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案の定、パサデナに到着したのは午前さまで、翌日の仕事が辛かったのは言うまでもないことである...